<セラを改造しよう> 

改造no.56/セラのヒューズを交換する・(By ぴえ@001)

今までに色々なメールをもらった事がありますが、何通か「セラのヒューズの交換を教えてください」というメールがありました。
誰でも最初はどんな事でも分かりませんもんね。私もそうでした。
電装系に異常があった場合や、電気負担が大きかった場合など、ヒューズが切れてしまい、その装置が動かなくなってしまいます。
多くは配線ミス、電流オーバーが原因が多いです。
このヒューズがないと、もし異常があった場合に最悪は配線等の火災事故の可能性もあります。
ヒューズは保護装置の役目があるのです。
クルマの場合はバッテリー→装置までの配線の間にヒューズは設置してあります。
セラは、エンジンルームのバッテリー横と、運転席の足下に設置してあります。

豆知識
平型ヒューズの色
7.5A・・・茶色
10A・・・赤色
15A・・・青色
20A・・・黄色
30A・・・緑色

豆知識2
クルマに使われているヒューズには色々な形状があります。
一般的に使われいるヒューズの一例です

・管ヒューズ
昔のクルマによく使われてました。ガラス管になってます。今でもアクセサリーのシガープラグなどに使われています
ただ、このヒューズは寿命のようなものがあり、過電流でなくても勝手に切れる事もありました。

・平型タイプ(ブレード型ヒューズ)
セラにも使われているタイプです。透明なプラスチックで覆われていて、つながっている部分が透明で良否判定がしやすいのが特徴です

・平型ミニ(ミニ・ブレードヒューズ)
最近のクルマではこのタイプになってきました。平型ヒューズをベースに、スリムになる省スペース化となりました。

注意!
ヒューズを交換しても、またすぐにヒューズが切れてしまう場合は、何かしら異常が考えられますのでディーラー等で点検を受けてください。

「セラを改造しよう」のページで紹介するほどの内容ではありませんが、今回はセラのヒューズ交換をしたいと思います。


さて、ヒューズとはバッテリーと電装機器の間に設置してあると、さきほども説明しましたが、
このヒューズで抵抗が大きいと、バッテリーから電装機器までの電気の伝わり方が100%になりません。
そのため、昔からオーディオ関係の世界ではヒューズの抵抗性の低いもの(クラリオ処理など)が注目されていたようですが、
最近ではクルマの世界でも、抵抗性が低いヒューズが登場してきました。

抵抗性の低いヒューズに交換すると、どのような効果があるのでしょうか。
商品のパッケージを見ると、
・オーディオ音質の向上
・燃費の向上
・ヘッドライトの明るさアップ
などと記載されています。
電装系の負担が減ることで、オルタネーターに対する負担も減り、全体的に向上が見られるとのこと。

最近では「スーパーヒューズ」という名称でRitz(リッツ)の製品が注目されているようですが、
1つ1000円もします。
また、この商品は極性が有り、方向が大切との事で、取り付け工賃が500円〜1000円するようです。

スーパーヒューズを試してみようと思っていたのですが、近所に売っていなかったのと、
似たような商品が売っていたので、それを試してみました!

今回購入したヒューズです
(エーモン製)

接点がメッキ処理されていて、24Kメッキです

エンジンルーム側のヒューズボックスです

まずはエンジンルーム側のヒューズを交換してみます

エンジンルームを開けて、助手席側・ヘッドライトの後ろ(バッテリーの横)に写真のようなカバーがあります。これがヒューズボックスです


開けるのは簡単です。カチッと外すだけです。
中にはヒューズがたくさんあります。

今回は、真ん中の平型ヒューズを交換します

こちらの平型ヒューズボックスは
・コンデンサーファン 30A
・ラジエターファン 30A
・オルタセンシング 7.5A
・ヘッドライト(左) 15A
・ヘッドライト(右) 15A
・ハザード・ホーン 15A
・EFI 15A
・AM2 15A
・ルームランプ 15A
などありますので、いくつか交換してみました。


さきほど外したヒューズボックスの蓋の裏側を見てください。写真のように白いプラスチック製のものがあります。これはヒューズを外す道具です。

また、蓋の裏側にはヒューズの予備もあります
(7.5A、15A、30Aが各1個あります)


さきほどのヒューズ外しを使って、ヒューズを外してみます。
(エンジンを停止するのを忘れずに)
引っ張るだけで簡単に外れます。

次は運転席足下のヒューズです

運転席の足下・右側には写真のようなカバーがあります。この中にヒューズがあります

手前側から引っ張るだけで簡単に外れます


蓋を開けたところです。
どれがどのヒューズかは、蓋の裏側に記載されています。

こちらもいくつか交換してみました


外したヒューズと、今回のヒューズの比較です。

上側が外したヒューズ(純正)
下側が今回のヒューズ(24Kメッキ)

写真では見づらいのですが、純正ヒューズの接点は傷が付いてました。見た目ではメッキ処理さあれている方が電気の流れは良さそうです

今回用意したヒューズを入れて、作業は終了です!
ヒューズボックスの蓋をきちんと閉めるのを忘れないように注意してください

 完成!

真ん中のヒューズは純正です
その上下は金メッキヒューズに交換しました
(写真はEFIとAM2ですね)

作業時間、約5分で終了しました。
交換後の感想ですが、それほど体感できない可能性があります。でもレスポンスが良くなったかな。
(スーパーヒューズに交換した方の体験談を見ても、驚くほど向上した方は少ないようです)
特にEFIヒューズ等を交換すると、一度コンピューターがリセットされますので、
コンピューターに接続した後付け機器(HKS・CAMPなど)がリセットされてました。
コンピューターがリセットされる事により、最初はエンジンのレスポンスが変わったと感じる事があります。

私の場合は、以下の理由で体感の比較がそれほど出来ませんでした。
1.私の場合はオーディオの配線をバッテリーから直接(バッ直)引いてますので、すでに純正に比べて抵抗が少ない状態なのです。
今回のヒューズ交換ではオーディオの音質向上は確認できませんでしたが、純正のオーディオなら体感できるかも知れません。
2.私の場合はヘッドライトをHIDに交換しているので、明るさの比較が出来ませんでした(すでに十分明るいので)
もしかしたら純正ヘッドライトなら明るさの向上が見られるかも知れません。
3.私の場合はルームランプがない(外してしまい、フリップダウンモニターが装着されています)ので比較出来ませんでした。
4.私の場合はターボエンジンにしてるので、速さの体感比較ができませんでした(すでにめちゃくちゃ速いので)

ヒューズを交換する際のポイントとしては、接点部分は触らないように注意しましょう。
また、車体側のヒューズ差し込み口の接点部分を専用のクリーナー等で掃除すると、さらに良くなるみたいです。

最近の電装系のチューンとしては、
・アーシング
・バッテリー強化
・ヒューズ交換
これらを行うことによって、かなり向上するかと思われます。ぜひ試してみてください!

注意
ヒューズ交換をする際には、きちんとヒューズの電流量を守って交換しましょう。

 作業ならびに取り付けに関しての注意!

<注意>
作業を間違えると、クルマを壊す可能性もあります。十分に注意してください。
作業ならびに取り付けに関しては、自己責任でお願いします。




もどる


Copyright clubSERA 2002. All rights reserved.