<セラを改造しよう> 

改造no.53/セラのカムカバーを鏡面仕上げにする・(By ぴえ@001)

最近はエンジンルームのドレスアップも注目されてますね。
汚れているエンジンルームよりは、ピカピカのエンジンルームの方が見ていて気持ちがよいですよね。
もちろん自己満足の世界ですけどね(笑)
エンジンルームのドレスアップで考えられる事とは、、、、

・プラグコードを社外品にする(赤や青のプラグコードに変える)
・アーシングをする(綺麗に仕上げれば、)
・クーリングプレートを付ける(あとはステッカーチューンなど)
・エアクリを社外品(毒キノコタイプ)に交換する

これらをするだけで、普通のエンジンルームよりは「おっ、いじってるね」と思われる(?)ようになるかもです(^_^;)

さて、私もエンジンルームのドレスアップで色々と違う車のエンジンを覗いてみました。
(オートサロンや、大黒ではすごい車が多いので、大変参考になります)

ん〜〜安くて、簡単に、ドレスアップできること、、、見つけました!
それは、、、、「カムカバー(シリンダーヘッドカバー)交換」です。
EP(スターレット)の改造車を見ていると、みんなカムカバーを塗装しているのです。
そっかぁー、セラも同じカムカバー(注意:セラとスターレットでは微妙に形状が異なります)ですので、
これはやるしかない!と思い、カムカバーを外して作業してみました!
今回はそのレポートです!

 取り付け内容

作業内容としては
・カムカバーを外す
・カムカバーを塗装する
・消耗品の用意(ガスケットなど)
・加工後のカムカバーを付ける
説明だけでは簡単な作業ですが、作業を間違えたりすると、とても危険ですので
作業に自信がない方はショップ等で行うことをおすすめします。
(作業を間違えると最悪はエンジンを壊す危険もありますので、十分に注意してください)

カムカバーを外す!

エンジンに付いたままのシリンダーヘッドカバー、外して塗装するのをおすすめします。
付けたまま塗装すると、塗料スプレーが他のパーツにかかってしまい、他の部品が壊れてしまう可能性もあります。
特にプラグコードの部分に塗料が入ったら、、、、(T.T)
今回はきちんとカムカバーを外しての作業を行いました。

さて、カムカバーを外す際に、サランラップや新聞紙を用意しておきましょう。
外したカムカバーの裏側にはオイルが付いてます。
外した際に、置き場所に新聞紙を引いておくとよいでしょう。
また、カムカバーを外している間に、エンジンルームにゴミやホコリが入らないように、
サランラップや新聞紙で囲っておくと安心です。

まずはプラグコードを外します。
4本とも引っ張るだけで外れます。

カムカバーに付いているホース2本を外します。(ベンチレーションホースです)

オイルキャップを外します。回すだけで外れます。


次にカムカバーに付いているナット(キャップナット)を外します。

このナットを外すと、微妙にネジ穴からオイルが出てくる事があります。
全部で5本ですね。


図の矢印をドライバーでこじて、シリンダーヘッドカバーを取り外します。
かなり固いです。マイナスドライバー等を用いると思いますが、ヘッドカバー等に傷が付かないように注意してください。

(Fタワーバー装着車の方へ:タワーバーを外した方が作業が楽です)


これでシリンダーヘッドカバーが外れました


カムカバー加工

さて本題のカムカバー加工をしましょう。
ここで普通ならば、塗装してしまうのですが、それでは面白くない!
今回は「鏡面仕上げ」にしてみることにしました!

「鏡面仕上げ」とは、磨いて磨いて、ピカピカにする事です。
その流れを写真付きで紹介します!
(今回は友人の協力により、カムカバー2個を使って2人で作業をしております。途中で写真が変わりますが気にしないでください)

ちなみに塗装する場合は、カムカバーをブレーキクリーナー等で洗浄&脱脂を行い、乾燥させて、
耐熱性の塗料で塗装を行います。塗料が完全に乾くまでは取り付けは控えましょう。

用意するのは、、、(1)
・耐水ペーパー

耐水ペーパーは
・400番
・600番
・800番
・1000番
・1500番
・2000番
の順番で磨きました。240番、400番、600番、1000番などと省略しても大丈夫だと思います。


用意するのは、、、(2)
・ピカール

意見が分かれるようですが、私はピカールを使って仕上げました。(人によっては白く跡が残るから嫌だと言う方もいるみたいですが、きちんとふき取れば大丈夫です)



外したカムカバーです。かなり汚れた状態です。この撮影後、洗浄を行いました。
(話は変わりますが、これはターセルから外したカムカバーだとか。4E型エンジンと共通なんですね)

400番で磨き終わった直後です。
磨きキズがくっきり出ています

どんどん磨いていきます。

さらに磨いていきます

疲れても磨いていきます

(すみません、このあとは撮影を中断して磨くのに集中していたので、途中の作業写真は省略してます)

磨くこと、数時間、、、、

完成です!どうです?光ってます???(写真の状態はドリルでバフ掛けも行いました)

カムカバー取り付け

さて出来上がったカムカバーを取り付けましょう。
ただし、カムカバーの周りに付いていたゴム類が劣化している可能性がありますので、
この機会に新品にしちゃいましょう!

写真は新品ガスケットたち

長い枠のようなゴムが
「シリンダーヘッドカバーガスケット」

1.シリンダーヘッドカバーガスケット 型番 11213-11041 価格840円
2.スパークプラグチューブガスケット 型番 11193-15010 価格560円 必要数 4
3.ベンチレーショングロメット    型番 90480-18006 価格120円
4.シールワッシャー         型番 90210-06013 価格70円 必要数 5

上記の値段は2004年1月での購入金額ですので、今後は多少異なる場合や入手不可能になる場合もあります。
必要に応じて注文してみてください。
(今回の部品購入で調べたので参考程度に、、、、シリンダーヘッドカバー新品 価格13900円)

左の写真が「ベンチレーショングロメット


上の写真が「スパークプラグチューブガスケット」です。全部で4箇所。
写真の通り、かなり劣化してボロボロです。
あとは「シールワッシャー」はカムカバーを固定するナット5箇所に使うゴム枠です。
これを機会にすべて新品に交換しましょう!

取り付けは、外すときの逆の手順で大丈夫です。
きちんとガスケットを付けて、オイルが漏れることのないように注意しましょう。
あとはビスをきちんと止めて、プラグコードを元に戻せば完了です。
(安心のために、走行前にエンジンを付けて、しばらく様子を見てみましょう)

 完成図!

加工前

写真はずっと放置してあったセラのエンジンの一例です

このように汚れていたヘッドカバーが
↓↓↓こうなります。

加工後

エンジンルームを開けないと誰も気が付きません(^_^;)
でも開けたときの輝きは綺麗です!!
神奈定(Club SERAオフ会)でも好評でした。磨く作業は疲れましたが、かなり満足です!\(^^)

追加写真
ちなみに右側の写真は、ABSユニットとパワステフルードタンクも磨いた例です。
こちらは外すのが面倒だったので、エンジンルームを開けて磨きました。とても疲れましたがピカピカです!!

 作業ならびに取り付けに関しての注意!

<注意>
カムカバー交換は簡単のようで、とても危険な作業です。
少し間違えると、エンジンが壊れてしまったり、事故で怪我をしたりする可能性があります。
作業ならびに取り付けに関しては、自己責任でお願いします。




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