セラに関するFAQをまとめてみました。 |
このページでは、セラの基礎知識(データーベース)をご紹介します。
・セラとは
・セラの特長
・セラの種類
・セラの台数
・セラの前期・中期・後期
・セラのボディーカラー
・セラの名前
・セラとは |
ドアがガルウイングドアで、当時は新しい技術をたくさん使って開発された面白い車です。 セラのカタログなどでのキャッチフレーズは 当時のセラのテレビCMは、、、 |
・セラの特長 |
セラのセールスポイントは以下の通りです
・ガルウイングドア
・グラッシーキャビン
・プロジェクターヘッドライト(トヨタ初)
・専用タイヤ「NAGI」
・ボディーカラーはすべてメタリック系
・トヨタ初(当時世界初)のDSP搭載スーパーライブサウンドシステム(オプション)
・世界最大面積のリヤガラス
それ以外にも、、、
・ユニークなメーターデザイン
・ホールド性も良く、専用デザインのシート
・リヤのシートを倒すことによって、様々なリヤスペースをつくり出す事が可能
・運転席側のエアコンパネルデザイン
・ダッシュボードのデザイン
・ロータリーバイザー
・セラのサイズ
セラの全長3860mm/全幅1650mm/全高1265mm
ちなみにドアを開けた時の高さは1875mmになります。
(ピエセラの駐車場は立体駐車場ですが問題なくとめられました)
ドアは横に425mmあれば開きます。狭いところでも大丈夫です。
セラは一応「3ドア」になるようです。
・セラのナンバー
「5ナンバー」になります。
・セラのエンジン
セラの排気量は1500ccです。
正式には1496ccです。
最大出力(ps/rpm)110/6400
最大トルク(kg.m/rpm)13.5/5200
搭載エンジン 5E-FHE
(もっと詳しい情報に関して紹介してあるホームページが多数ありますので、ここでは簡単にしか説明してません)
・セラの種類 |
セラには1種類のグレートしか存在しません。
1ボディー、1エンジン、1グレードのシンプルな車種体系です。
しかし、4つに分かることができます。
まずはATかMTによる違い。次にスーパーライブが付いてるか、付いていないかです。
当時の自動車雑誌の価格表には下記のように分類されてました。
トヨタ セラ あとは、生産時に注文するオプションで |
セラには他にも以下の仕様が存在します。
「寒冷地仕様」(5000円高)
「雪国仕様」(3000円高)
「フェンダーミラー仕様」(4000円引き)
「セラ一周年記念特別仕様車 スペシャルパッケージ」
「寒冷地仕様」 普通のセラとの違い ・バッテリーのサイズ(標準仕様34B19R、寒冷地仕様46B24R) ・塗装の違い。ボディーのロッカー部の中塗り耐チップ塗装の面積が大きい ・ワイパーがウインターブレード 長さは運転席は同じですが、助手席側が多少短いです。 ・ワイパーモーターの違い 強力タイプ ・ヒーター ヘビータイプ(暖房能力と風力が多少強い)ヒーターコアサイズも違います ・エンジン冷却水 濃度50% ・スターター R-1.0kw ・ボンネットフードに「SNOW VERSION」のシール |
「雪国仕様」 普通のセラとの違い ・バッテリーのサイズ(標準仕様34B19R、寒冷地仕様46B24R) ・塗装の違い。ボディーのロッカー部の中塗り耐チップ塗装の面積が大きい ・ワイパーがウインターブレード 長さは運転席は同じですが、助手席側が多少短いです。 ・ワイパーモーターの違い 強力タイプ ・ボンネットフードに「SNOW VERSION」のシール
|
「セラ一周年記念特別仕様車 スペシャルパッケージ」 91年5月に販売されました。 全国販売予定 250台 (トヨタオート店) 「噂のライフパフォーマンス、セラの販売一周年を記念して、 エアファンタジー、オーディオ、ドア熱線反射コーティングガラスがついた 特別仕様車を、いま、あなたに。」(当時のカタログから) 1.エアファンタジー 2.AM/FM電子チューナー付オートリバースカセットステレオ&グリルマウント型3ウェイスピーカー 3.ドア熱線反射コーティングガラス 上記の3点が特別装備でした。(外装に違いはないようです) ベースは中期です。 |
セラには、特別な限定車も存在します。 「AMLUX仕様」 名称は「セラ アムラックス 特別仕様車」 車両形式はE-EXY10-ACPGH(S)
池袋にあるAMLUXの2周年記念として限定発売されました。 ベース車両はスーパーライブサウンドシステム装着車のATのみです。 価格は192.4万円 オプションとしてABS+エアバッグ+後席3点シートベルトが選択できました (単体としてABS、スノーバージョンも選べました) 生産時期は92年11月-92年12月で、92年10月18日まで先着50台で予約を受け付けていたのですが、 実際に生産されたのは**台だったようです。 特別装備としては、 1.専用ツートンボディーカラー/ジェンティールグリーントーニング(22W) {ダークグリーンマイカ(6M1)/ブルーイッシュグレーM(182)} 2.カラードホイールキャップ(ブルーイッシュグレーメタリック) 3.ドア熱線反射コーティング ブルーカラー 4.オリジナルデザインシート(6種類より選択) 5.後席トノカバー 6.ドア反射マーク 7.アムラックスマーク入りフロアマット 8.専用エンブレム 上記の5〜8は特別用品としてオプションパッケージでした。 価格は6.8万円 特別仕様車の車両本体が192.4万円で、6.8万円のオプションを装着すると、 199.2万円となり、1992年に2周年を迎えたアムラックスを記念して発売された西暦と引っかけた価格設定です。 ちなみに購入した人には「お客様ネーム入りシートクッション」と「お客様ネーム入りオリジナルスカーフ」が プレゼントされました。 |
・セラの年間登録台数 |
登録年 | 登録台数 |
1990年 (H2) | 9665台 |
1991年 (H3) | 3727台 |
1992年 (H4) | 1238台 |
1993年 (H5) | 578台 |
1994年 (H6) | 345台 |
1995年 (H7) | 272台 |
1996年 (H8) | 8台 |
|
1990年3月8日・セラが発表販売(販売目標1000台)
資料によると、セラが発表後12日間での受注は3600台だったようです!
セントラル自動車の資料によると、生産開始日と生産完了日は以下の通りです
・生産開始 1990年・平成2年2月9日 セラのラインオフ式挙行
・生産完了 1995年・平成7年12月14日 セラの最終号車が完成し、生産打ち切りに
・毎月のセラ登録台数<一部が未完成です。ご了承ください>
1990年3月8日・セラが発表販売(販売目標1000台)
1990年新車SERA登録台数 1月 *** 1990年の累計 9665台 |
1991年新車SERA登録台数 1月 台 1991年の累計 3727台 |
1992年新車SERA登録台数 1月 114台 1992年の累計 1238台 |
1993年新車SERA登録台数 1月 台 1993年の累計 578台 |
1994年新車SERA登録台数 1月 21台 1994年の累計 342台 |
1995年新車SERA登録台数 1月 10台 1995年の累計 272台 |
1996年新車SERA登録台数 1月 台 1996年の累計 台 |
1997年新車SERA登録台数 1月 台 1997年の累計 8台 |
うち、現在も現役のセラは何台でしょうか、、、??
一般の乗用車の場合、10年経つと生産されたうちの50%以上が廃車となると聞いたことがあります。
海外でも時々セラを見ます。ピエが海外に住んでいた時も、新車でセラを見ました(10年前の話ですが)
「海外のセラ」に関しては後日紹介しようと思います。
・セラの前期・中期・後期 |
SERAの前期〜後期の割合
生産時期 | 生産番号 | 生産台数 | 割合 | |
前期 | 90/3〜91/5 | ~12935 | 約11934台 | 約74.8% |
中期 | 91/5〜92/6 | 12936~15245 | 約2309台 | 約14.5% |
後期 | 92/6〜95/12 | 15246~16942 | 約1696台 | 約10.7% |
前 期 |
|
中 期 |
変更点
|
後 期 |
変更点
4輪ABS、SRSエアバッグ、後席ELR付き3点式シートベルトはセットオプションでした。 (4輪ABSのみの単独選択も可能でした) そのためにSRSエアバッグを装備したい場合は、ABSとリヤシートベルトもセットで注文する必要がありました。
1992年・平成4年12月より、新たに足回りに以下の装備がオプション設定されました。
1993年・平成5年11月より、リヤシートベルトが標準装備となりました。
93年12月〜95年12月の生産番号が16324以降のセラには
|
他にも前期型(中期型)と後期型は、細かいところで仕様変更があったようです。
後期の変更点
・メーターのレイアウト変更
(O/Dのランプが左上に移動。シートベルト警告灯が追加したので)
・キー抜き忘れ警告音が追加
・フロントシートベルトの形状が変更(前期〜中期は外すボタンが横側、後期型は外側に変更)
・リヤガラスのプリント形状の違い(後期型はリヤスポのブレーキランプ配線が追加されたため)
前期〜中期のフロントシートベルトの形状 (写真は前期型〜中期型) |
後期型フロントシートベルトの形状 (写真は後期型) |
・中期以降になると、ガソリンキャップにも変更がありました
前期型の形状 (鉄製のキャップです) |
中期〜後期型の形状 (プラスチック製になりました) |
・エンジンルームでも、EFIエンブレムに変更がありました
前期と中期は赤い文字です |
後期のエンブレムは黒い文字になってます |
最終後期はエンブレムレスとなっているようです |
・セラのボディーカラー |
セラのボディーカラーは実にたくさんあります。
前期、中期、後期によって選べるカラーが異なったのです。
外色によって内装色とガラスの色も異なります。
期 |
前期(外装6色/内装2色/ガラス2色) グリニッシュイエローマイカメタリック(569) 内装/グレイジュ ガラス/ブロンズ ダークグレーマイカメタリック(188) 内装/ブルーグレー ガラス/ブルー シルバーオパールメタリック(189)内装/グレイジュ ガラス/ブロンズ メディアムブルーマイカメタリック(8H7) 内装/ブルーグレー ガラス/ブルー ワインレッドマイカ(3J8)内装/グレイジュ ガラス/ブロンズ ライトターコイズマイカメタリック(743) 内装/ブルーグレー ガラス/ブルー |
期 |
中期(外装6色/内装2色/ガラス2色) グリニッシュイエローマイカメタリック(569) 内装/グレイジュ ガラス/ブロンズ シルバーオパールメタリック(189)内装/グレイジュ ガラス/ブロンズ メディアムブルーマイカメタリック(8H7) 内装/ブルーグレー ガラス/ブルー ブラック(202) 内装/ブルーグレー ガラス/ブルー ライトブルーメタリック(8G6) 内装/ブルーグレー ガラス/ブルー オレンジマイカ(3K6) 内装/グレイジュ ガラス/ブロンズ |
期 |
後期(外装4色/内装1色/ガラス2色) シルバーオパールメタリック(189) 内装/グレー ガラス/ブロンズ シート表皮色/ウォーム ブラック(202) 内装/グレー ガラス/ブルー シート表皮色/クール レッド(3E6) 内装/グレー ガラス/ブロンズ シート表皮色/ウォーム ターコイズマイカメタリック(746) 内装/グレー ガラス/ブルー シート表皮色/クール |
ちなみにセラのイメージカラーはグリニッシュイエローマイカメタリックです。
CMなどは黄色のセラです。しかし後期ではなくなりました。
中古で購入する際は、色の選択ができるのが限られるかも知れません。
前期のワインレッドなどは塗装剥げ等が目立つ車両が多いような気がします。
10年以上も経過してるので、これを機会に全塗装(オールペン)するのも手です。
ちなみに当時の売れている色BEST3 1.ブラック 2.シルバーオパール 3.レッド (92年6〜9月集計) |
・セラの名前 |
豆知識ですが、「SERA」の名前の意味です。
これはフランス語のetre(エートル、〜である)の未来形です。
英語の「will be」にあたるフランス語からとっています。
「未来に向けてはばたく夢のある車」との意をこめて命名されました。
未来を予感させるクルマのコンセプトにとてもあっています。
|