セラに関するFAQをまとめてみました。


FAQ No.12「セラにフィルムを貼る」

フィルムの基礎知識
セラの純正オプションのフィルム?
セラのフィルムを貼る場所は?
グラッシーキャビンにフィルムを貼る場合の車検対応は?
ウィンドウペイント?
リヤガラスは難しい
フィルムを貼ってもらう値段
自分でフィルムを貼る場合
フィルムを貼ったら注意する事



 
カーフィルムの基礎知識

 カーフィルムは、車の透明なガラスに色の付いたフィルムを貼って下記のような効果を目的とします。
 ・紫外線カット。日差しが強い季節は肌を守る
 ・外から見えにくくなるので、プライバシー保護に役に立つ
 ・室内の色あせ防止。内装を長持ちさせる
 ・太陽光をさえぎるので、冷房効果をアップさせる
 ・まぶしい光をカットできるので、視界がはっきりし、安全である。
 ただし自動車は、交通規則「道路運送車両の保安基準」によって、
 色を着けたり、フィルムを貼ったりすることのできない窓が決められています
 この変は他のホームページで詳しく説明してあると思いますので省略します。
 注意する点は、カーフィルムは消耗品ですので1年〜3年で張り直しの必要がある場合があります。
 またカーショップ等で市販されているタイプと、業者向けの業販も作りも値段が違います。
   
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セラの純正オプションのフィルム?

 セラにはフィルムではありませんが、「ドア熱線反射コーティングガラス」というのオプションがありました。

写真のように色が付いています

写真のように色が付いています

 これは太陽光線の熱を伝える赤外線を効果的に低減して、室内の温度上昇を軽減するというものです。
 これは中期以降の設定で、これを選ぶとグラッシーキャビンが茶色っぽく色が付きます。
 よく、ドア熱線反射コーティングガラスの見分け方を教えて欲しい!という方がいらっしゃいますが、
 普通の天井ガラスは透明です。それに比べてドア熱線反射コーティングガラスは上記写真のような色が
 付いてますので、すぐに分かります!

 また、セラのガラスには元々色が付いてます(ブロンズかブル-)
 これ以外に、純正オプションとして「サンシールドストランプ」というものが存在します。
 ガルウイングドア部とリヤウインドウ部の設定があり、それぞれにSERAのロゴが入ります。

これが純正オプション「サンシールドストランプ」を装着した写真です。


 セラにフィルムを貼る場所は?

 セラはガラスだらけです。
 フロントガラス、運転席、助手席、グラッシーキャビン、リヤガラスと面積的に多いです。
 「せっかくのガラス張りなんだから、フィルムなんてもったいない!」と考える方が多いですが、
 もし暑さに弱かったり、日焼け防止が目的な場合はセラのどこに貼るのでしょうか。

 ・フロントガラス
  基本的に貼りません。ここは法的にも難しい場所ですし、透明なフィルムを貼ってる人を知ってますが
  普通の業者では扱ってないと思います。
  *車検では、縦寸法の上部20%以内なら可視光線透過率70%未満でも良いらしいです。

フロントガラスの保安基準は以下の通りです
 ガラスには、次に掲げるもの以外のものがはり付けられ、又は塗装されていてはならない。
 一  臨時検査合格標章
 二  検査標章
 三  自動車損害賠償保障法 (昭和三十年法律第九十四号)
   第九条の二第一項 (同法第九条の四 において準用する場合を含む。)
   又は第十条の二第一項 の保険標章、共済標章又は保険・共済除外標章
 四  道路交通法第五十一条第三項 又は第六十三条第四項 の標章
 五  車室内に備えるはり付け式の後写鏡
 六  前各号に掲げるもののほか、はり付けられ、又は塗装された状態において、
   透明であり、かつ、運転者が交通状況を確認するために必要な視野の範囲に係る部分における
   可視光線の透過率が七十パーセント以上であることが確保できるもの
 七  前各号に掲げるもののほか、国土交通大臣又は地方運輸局長が指定したもの

 ・運転席/助手席
  ここも法的に厳しい場所です。ただし最近では貼ってる車をよく見かけます。
  横に並んだ車から車内が見えない意味では、プライバシー保護として役にたつのは事実です。
  このガラスは貼るのが簡単なのですが、最近は法がきびしくなり罰せられる可能性があるので、
  貼る場合は自己責任で。(透明なフィルムなら、貼った後の透過度によっては車検にも対応してます)
  *可視光線の透過率が70%以上である必要があります.

 ・グラッシーキャビン
  天井部なので、直射日光を頭から浴びる場所です。
  暑ければセラに付属のカバーをすれば良いのですが、このルーフサンシェードが結構大きいので
  家に置いたままだったり、脱着が面倒だったりします。
  セラ純正オプションでも「ドア熱線反射コーティングガラス」か「サンシールドストランプ」が
  選べました。フィルムによっては、外の景色はそのままで日光を和らげられると思います。

 ・リヤガラス
  後ろのシートに座った人の為に貼ってあげるといいかも知れません。
  実際、貼ってないと後ろに座った人は本当に眩しいらしいです。
  ただしリヤのガラスにフィルムを貼ったら注意が必要です
  (下記「フィルムを貼ったら注意する事」参照)
  リヤガラスに関しては、フィルムの規制はありませんので、どんなに濃い色のフィルムを貼っても
  罰せられることはないです。


写真はグラッシーキャビンのフィルム装着例です。左がミラータイプ、右がスモークです。
このグラッシーキャビンのフィルム位置は正式には車検非対応との事です。
(車検場にて、このフィルムで問題なく車検を通りましたが、正式にはダメらしいです)


写真はリヤガラス・サイドガラスのフィルム例です。
スモークフィルムになっています。(もちろんサイドガラスは車検非対応です)


 ・グラッシーキャビンにフィルムを貼る場合の車検対応は?

 ・グラッシーキャビン
  上記でも説明しましたが、天井部なので直射日光を頭から浴びる場所です。
  しかしグラッシーキャビンのガラスは、天井から横までつながっているので、
  「どこまでが天井なの???」と悩みますよね。
  実際、運転席・助手席のガラス(開け閉めが出来る窓)にフォルムを貼ることは禁止されています。
  天井部に貼ってもOKだけど、天井ってどこまで???
  そこで、陸運局に行ってその問題を確認してきました!

陸運局にて問い合わせた結果
[× 車検非対応なフィルム例]


写真はグラッシーキャビンのフィルム装着例です。左がミラータイプ、右がスモークです。
このグラッシーキャビンのフィルム位置は正式には
車検非対応との事です。

[○ 車検対応なフィルム例]

こちらの写真もグラッシーキャビンのフィルム装着例です。
上の写真と比べて、貼る面積が違うのが分かります。こちらは
車検対応です

さて、陸運局で問い合わせたセラのグラッシーキャビンのフィルムの答えですが、
「基本的に天井部はサンルーフと同じ扱いになるために、フィルムを貼ることは問題ありませんが、
サイドのガラスに貼ることは禁止されております。セラの場合、天井のガラスに定規を置いて、
角度が急激に変化しているところからをサイドガラスとしまして、場所的にはフロントガラスの
ラインから後ろより少し外側になります。」
上記のような答えでした。結構問い合わせの多い事らしく、マニュアルのような本に載っているようです。
つまり、セラ純正のサンシールドストランプの位置ならOKのようです。
上記の写真を持っていったところ、上の2枚は車検を通らないと言われました。
もしグラッシーキャビンにフィルムを貼るときの参考にしてみてください。
(陸運局や車検場によって意見が異なる可能性もありますので、詳しくは近くの車検工場等で確認してください)


 ウインドウペイント

 最近はフィルムを貼らなくても、ペイントする事でガラスに色を付けれる便利なものがあります。
 車検対応との事なのでセラの運転席、助車席にも試してみました。
 まずガラスを専用の液で洗浄して、マスキングを行ってガラスに塗装します。
 作業時間は1時間ぐらいでした。
 選んだ色が一番薄いグリーンだったので、見た目は分かりませんでしたが
 UVカットが目的だったので、まぁよしとします。
 外からでも中からでも塗装できるのですが、外に塗ると数ヶ月で効果がなくなるとの事で中に塗りました。

 欠点:このウィンドウペイント、ガラスの掃除をするたびに色が落ちるんですよね。
    結局貼ってから1年たったので透明なフィルムに張り替える事にしました。
    ウィンドウペイントを剥がすのは、専用の剥がし液を必要としました(1000円ぐらいでした)
 
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 リヤガラスは難しい

 セラのリヤハッチのガラス部は世界最大の面積です。
 しかも曲面ですので、実はフィルムを貼るのは難しいのです。
 お店・業者によりますが工賃は高いです。
 また、1枚貼りは困難です。
 ちなみにリヤのガラスにはアンテナが通ってますので、
 メーカーによってはミラータイプのフィルムは無理みたいです。
 (ミラータイプのフィルムは、ダイバーシティアンテナのパターンに干渉するらしく、ラジオの感度は
  悪くなるとは言われました。注意が必要です)
 フォルムのメーカーによってラジオやGPSアンテナの感度が低下する場合がありますので、
 貼る前に問い合わせてみてから決めた方がいいと思います。
 (フロントガラスに透明なフォルムを貼ったら、ETCが反応しなくなったケースもあります)
 
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 フィルムを貼ってもらう値段

 これはお店によって異なります。
 業販のフィルムの価格+技術代=支払う合計、になりますが、
 ほとんど技術代だと思っていいかも知れません。
 もちろん料金が高いから、技術も良い、という法則とうい法則でもありませんが、
 きちんと作業をしてくれるところは、それなりに高いです。
 ショップにお願いすると、リヤガラス1枚だけで、平均2万円〜4万円かも知れません。
 (これよりも安い場所や、高い場所もあります)
 自分でやればフィルム代金のみですが、やはりプロの仕上がりはすごいキレイですね。
 あとはフィルムの種類によっても値段が変わるようです。
 透明のフィルムや、色つきフィルム(グリーン、イエロー、ブルー)など色々あります。
  
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 自分でフィルムを貼る場合

 リヤガラスに貼る場合は、何枚に分けるかがポイントです。
 4枚ぐらいに分けるのが一番ベストかも知れません。
 作業の際は、場所が狭いので苦労します。
 水を使う際は車内が濡れないように注意が必要となります。
  
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 フィルムを貼ったら注意する事

 リヤのガラスにフィルムを貼ったら、夜の日は注意です。特に雨の日の夜で、暗い所にバックする時。
 ピエセラは業販のフィルムで、一番濃いものをリヤガラスに貼ってあります。
 前の車も同じタイプのものを貼っていて問題なかったのですが、
 セラに同じものを貼ってもらってびっくりしました。なんとリヤのガラスの角度が普通の車と違うので、
 夜は後ろがまったく見えないのです。
 普通に走行する分には問題ないのですが(他の車のライトは見えるので)
 暗いところでバックするのが大変です。見えません。慣れるまで大変でした。
 特に雨の日はガラスに雨があるので、さらに視界が悪くなります。
 業販でこんな感じなので、市販だとさらに見えないかも知れません。
   
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